スチュワードシップ活動に必要な実力を備えるための研鑽の場を提供し、適切なスチュワードシップ活動を行うための環境整備に資することを目指します。

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金融審議会ディスクロージャーWG報告を読んで

(木村祐基) 金融審議会ディスクロージャー・ワーキング・グループ(以下「WG」という)の「報告」が4月18日に公表された。 http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/201 …

英国FRCの2つのコードと企業開示の取り組み

投函者(三井千絵)   日本でも2つのコードが導入され、そろそろ1年になろうとしている。企業のコーポレートガバナンス・コード(CGコード)への対応については、東証への提出書類であるCG報告書への記載が義務付けられている。 …

「長期」とは何か:首藤論文を読んで思いついたこと

(QP)シェアド・バリューやCSRの根拠は十分あると考えるが、時間軸を述べるときには「概念としての長期(視野)」と「保有期間の結果としての長期」を区別しておかないと誤ったインプリケーションを与える恐れがある。本文は、首藤 …

地銀のROEについて建設的な対話へ向けて

(QP)「地域の役に立つ」ことを経営指針とする地方銀行は、ROE経営を不適切と考え、地元株主を選別するインセンティブを持つ。しかし、地銀は公的事業ではなく株主共同の利益と地域重視は両立できるはずで、株主を選ぶより社外取締 …

監査等委員会設置会社への移行に米国運用会社が反対表明

(木村祐基) 米運用会社RMBキャピタルは、東証1部上場のオプトホールディングが3月25日に開く株主総会で、同社の「監査等委員会設置会社」への移行提案に対して反対することを表明し、他の株主へ同調を呼びかけた。RMBキャピ …

「米国流「ガバナンス」が企業を弱くする」を読んで(4)

(QP)問題は、経営者が内部留保を預ける株主に対して十分夢や希望を経営ビジョンとして伝えていない可能性だ。研究内容が他社に知られてはならないならば、社外取締役にそのモニターを頼めばよい。本文はWedge Special …

「米国流「ガバナンス」が企業を弱くする」を読んで(3)

(QP)そもそもガバナンスを強化するように要請していたさまざまな組織(投資家も企業も)が形式主義に陥っていたことを反省するべきだ。本文はWedge Special Report(2016年3月号)を読んでの個人的な見解を …

「米国流「ガバナンス」が企業を弱くする」を読んで(2)

(QP)伊藤レポートの8%はそもそも分かりやすさのために提示された。マーケット・インテリジェンスの要素として企業価値創造のプロセスを理解することと最適な財務戦略を策定することという指摘は大変重要だ。本文はWedge Sp …

「米国流「ガバナンス」が企業を弱くする」を読んで(1)

(QP) 不正は「株主ガバナンス」で止めるべきものではなく、内部統制の問題だ。いま日本に必要なのは、短期志向ではない株主ガバナンスの強化だ。本文はWedge Special Report(2016年3月号)を読んでの個人 …

「自己資本」でなく「株主持分」と言おう!-東証・決算短信への提言ー

木村祐基 スチュワードシップ・コードとコーポレートガバナンス・コードが制定され、長期的企業価値の向上という目的は広く認知されてきた。上場企業の間では、ROEの重要性についても急速に認識が高まっているようだ。 ところで、R …

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